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海への賛歌 vol.38 ~柏島レア物探索 No.2 日の丸背負ったイザリウオ~

ヒメヒラタイザリウオ 魚類アンコウ目イザリウオ科 全長約5センチ

ポイント名 高知県幡多群大月町柏島 「後浜1番ブイ」 水深20メートル

カメラ:オリンパスC-3040 ハウジング:PT-010

ストロボ:無発光 ライト:ライトキャノン

マニュアル撮影 f:2.8 ss:1/100


 みなさまこんにちは、ご機嫌いかがですか? はやいもので今年もすでに残り一ヶ月をきりました。今年はみなさまにとってどんな一年だったでしょうか? 私は田辺での生活も二年目に突入し、ここでのダイビング本数も1000本を超え、ますますこの海の魅力にどっぷりつかっております。しかし最近は寒くなってお客様の数もめっきり減り、潜る回数が減ってきましたので、そんな時は専らパソコンに向かい水中映像製作に励んでおります。そしてついにこの度、「hymn for the ocean ! ~海への讃歌~南部・田辺 編」と題して今年一年間撮りためたものを編集したビデオが完成しました。ビデオカメラの性能があまり良くなくて(撮る腕は一級品なんですけどね???)最高の傑作にはほど遠いですが、一応ナマイキにも販売をさせていただくことにしました。軽快なジャズを聞きながらの60分間、おやすみ前のリラクゼーションには持ってこいですので、もしよろしければぜひ買って下さい。値段はお安く二千円(税込、送料プラス三百円)に設定してますので、欲しい方は住所・電話番号・名前を書いて私までメールして下さい。


d-38-himehirataizariuo-filtered.jpg


 さてさて営業はこれくらいにして、今回の生物のご紹介とまいりましょう! 前回に引き続いて、10月末に訪れた高知県柏島のレアもの生物のお話です。ダイバーに人気の魚のひとつにイザリウオというのがございまして、なんとも愛嬌のある形と、人間の手のような腹鰭を使って岩場などを這うように泳ぐ様がとっても面白い生物です。アンコウ目に属しており、口の少し上についているイリシウムと呼ばれる釣り竿状の棘と、その先についているエスカと呼ばれる疑似餌状の物を使って獲物をとらえる習性が知られており、イザリウオの仲間を観察していると、たまにこのイリシウムとエスカをぶんぶん振りまくって釣りを楽しんでる(?)様が見られたりするんですが、実際に獲物を釣って食べている所は、残念ながらまだ見たことがありません。

 そして、そんなイザリウオ科の中で、レア中のレアなのがこのヒメヒラタイザリウオです。実は恥ずかしながら私はこのイザリウオの存在を、柏島で彼と出会うまで全く知りませんでした。と言うのも、私の持っている数冊の図鑑には掲載されていない種類で、さらにこのヒメヒラタは今のところ柏島でしか生息が確認されていないそうです。これだけでもほんとうに柏島のすごさが伝わってくると思いませんか?

 特徴としてまず揚げられるのは、普通のイザリウオより平べったいこと・・・そうか、ヒラタと言うのは「平たい」ところから来ているんですね、ふむふむ。ダイバーの方はご存じかと思いますが、ハダカハオコゼという魚がいて、これまた葉っぱのように平べったい魚なんですが、かなりこれに近い感じです。そして次に揚げられる特長は、お腹のやや後方に赤い斑点があるところです。最初に見た瞬間この斑点が真っ先に目に飛び込んできて、なぜかそこから日の丸を連想してしまい、彼はなにかとても立派なものを背負ってる気がして、思わず心の中で「謹んで撮影させて頂きます」と言ってしまいました! 残念ながらイリシウムやエスカの確認は出来ませんでしたが、最後にとても面白いパフォーマンスを見せてくれたのです!

 それは撮影後の事です。私がその場を去ろうとすると、突然ヒメヒラタが水中を泳ぎだしました。もちろんイザリウオも魚ですから泳ぐことはできるのですが、尾鰭と腹鰭の後ろについた噴水穴から水を噴きだしてふらふらとゆっくり泳げる程度で、あまり泳ぎの得意な魚ではありません。ですがこのヒメヒラタは、まるでチョウが羽ばたくように、その平べったい体全体を激しくくねらせとても素早く移動していくではありませんか! 見ていて痛々しいくらいその必死さが伝わって来ました・・・やはり背負っているのが日の丸ですから、こんなところでバシャバシャ撮影している能天気ダイバーごときに捕まっては日本の名折れと思ったかどうかは定かではありませんが、そうやって、私の目の前から去って行ってしまったのです・・・さらばヒメヒラタ、また会う日まで。(2002年12月)



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  1. 2006/02/08(水) 19:41:17|
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