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海への讃歌 vol.41 ~5050の実力、ウミウシ格闘編~

No.1 ニシキウミウシ(色彩変異) 全長:約10センチ

No.2 Siphopteron nigromar ginatum(和名なし学名のみ) 全長:約3ミリ

No.3 シロタエイロウミウシ 全長:約3センチ

撮影場所:和歌山県田辺市 水深約15mメートル

撮影器機:オリンパスC-5050Z


 みなさまこんにちは。沖縄では早くも梅雨入りし、ここ田辺でもその前線の影響で雨模様の日が続いております。雨の日の海は太陽光が入らずやや暗いですが、陸上ほどは変化もなく、ましてや今回お届けするウミウシを捜索&観察するには、かえって他の魚に目を奪われないようなコンディション、つまり透明&透視度があまりよろしくない時のほうが、覚悟を決めてマクロダイビングができるので結構でいいもんですよ。実際に、これはめずらしい! というようなウミウシに出会う時って、たいていニゴニゴ(業界用語ですかね? 濁ってる海ってことです)の時が多い気がします。実は私こう見えましても、本来は大物大好き、ガンガン中層泳ぎまくりダイバーなんで、ちょっと透明度が良いと何か出るんじゃなかろうかと、あっちをキョロキョロ、こっちをキョロキョロしてしまうくせがあり、結局大物もマクロもなーんも見つけられなかった、ということが多々あったりするのです。

 さてさて本題に入りましょう! 今回は海の宝石(?)と呼ばれるウミウシのご紹介です。ここ田辺では毎年冬から春にかけて、ウミウシ達がわんさか出てきて、その種類と言ったら半端ない数であります。ちなみに私が田辺に来てちょうど2年になり、その間ウミウシ達をせっせと撮影してきているのですが、2003年5月現在、未確認種も含めて約150種類ものウミウシに出会ってきました。この数が多いのか少ないのか(少ない訳はないと思いますが)は定かではありませんが、一度はまると間違いなく病みつきになるウミウシ探し!これはもう格言ですね! で、今回の3種は、150種の中でもなかなか味のある(ウミウシは魚にとって美味しくないらしいのですが)やつらで、ひとつずつ別々に紹介させていただきます。


d-41-nisiki.jpg

 まずはニシキウミウシです。このウミウシは季節や場所を問わず、さらに大きさは平均して10センチ前後と目立つので、比較的よーく出会います。しかしこのニシキにはいろんな模様のパターンがあり、特に今回紹介したのは、田辺ではめったに見られないタイプの模様をしております。これを綺麗な配色と呼ぶにはどうかと思いますが、毎日は食べたくないけどごくごくたまに食べたくなる、アメリカのアイスクリームのような(えらい偏見かな?)原色の強い毒々しい色が、なんとも言えずいいよーな気がしませんか?



d-41-siphopteron.jpg

 さて次に行きます。Siphopteron nigromar ginatumと言います。このウミウシは和名がまだついておらず学名(ラテン語)しかありません、ということはつまりめずらしいと断言してしまっても良いでしょう。もっともこやつの場合は数が少ないからめずらしいと言うより、その小ささから発見例があまりにも少ないので、めずらしいと言った方が間違いないでしょう! 大きさは、なんと3ミリしかありません。見つけたと思ってもふと目を離してしまうと、どこにいるのか分からなくなる程です! さらに残念ながら肉眼ではこの画像のようにはまず見えません。マクロレンズ使って撮影し、陸上に帰ってモニターで見て喜ぶ! これこそ変態ウミウシダイバーの王道です。おナスのヘタのような頭部がとっても愛らしいウミウシなのですよ!



d-41-sirotae.jpg

 そしてラストは、今シーズン田辺で大量発生中の、シロタエイロウミウシです。白を基調としたウミウシは何種類かいますが、その中でもこのウミウシが一番美しいのではないかと思います。わずかに薄緑色に染まったヒラヒラの白い縁取りに半透明のボディー、そしてなんといっても、二本の触角のすぐ下にあるホワイトハートが、見ている我々を幸せな気持ちにさせるではありませんか! 大きさは小さいやつでも3センチはあるので、肉眼でもハートはばっちりです! まさに一見の価値あり!みなきゃ損するウミウシなのです。

 と、このように私はあまり学術的にはウミウシを見ておりません。とうてい人間には真似のできない、自然界の創るウミウシ達の形や色は、あんまり蘊蓄をたれるよりも、いや~すごいな~、変わってるな~、なんじゃこりゃ~、と、漠然と感じるのが一番ではなかろうかと思っております。みなさん、もし今日これを見て、少しでもウミウシという生き物に興味を持っていただいたなら、ぜひ私と一緒にウミウシを探して見ませんか? 絶対病みつきになりますよ~。あ、先程も言いましたが私は本来、大物大好き、ガンガン泳ぎまくりダイバー、なのですが・・・ではまた。(2003年6月)


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