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海への讃歌 vol.42 ~トウアカ、3年半ぶりの再開~

トウアカクマノミたちとイボハタゴイソギンチャク

撮影場所 沖縄本島「山田ポイント」 水深約20メートル

撮影機材 カメラ=オリンパス・C-5050zoom

ストロボ SEA&SEA・YS90DX

レンズ=INON・ UWL-100ドームレンズユニット

マニュアル撮影 f:6.3 ss:1/100


d-42-toaka01.jpg

 みなさま、遅ればせながら、明けましておまでとうございます。大変ご無沙汰しております。前回のメルマガから約8ヶ月、私は変わらず和歌山県は田辺にてダイビング業を生業としております。そしてこの度、「FILM PROJECT 和=yawara=」と題してホームページを開設しました。2004年を迎え、この業界に一生身を捧げるつもりの私もそろそろ本格的に将来に向けて動き出そうと考えており、ホームページの開設はその第一歩なのです。みなさま今後とも本当によろしくお願い致します。さてこのメルマガ、ひさびさとなりまして、私のペンを走らせる、もとい、キーボードを打つのにどうも肩に力が入りすぎてしまい、なかなかうまく書ける自信がないです(もっとも、今までうまく書けていた訳でもないんですが・・・)。そんな訳ですのでどうか我慢して最後まで読んで下さい。

 昨年の12月、久しぶりに沖縄に行ってまいりました。私にとって沖縄(とくにケラマ諸島)は、この仕事を再開する(病気のため2年間、かたぎの仕事をしておりました)きっかけとなった大切な所で、個人的にはどの海よりも思い出深く、私にとって聖地とも呼べる海であります。ですが逆にその事がネックとなってしまい、気安く行ってはいけないようなそんな感覚になっておりました。今回再び行くことになったのは、ご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、私の勤めているダイビングサービスの社員研修(あくまで研修!)という事で、最初は仕方なくと思ってましたが、これを機会に沖縄に行くという事に変なプレッシャーがなくなればいいなという気持ちになり、最終的には快く行くことができました。ほんと、自分で考えてもへんな奴ですよ、私は・・・

 行った場所は那覇から車で約1時間の沖縄本島恩納村で、実は沖縄本島をほとんど潜ったことのない私にとってはなかなかに魅力的な海でありました。サンゴはさすがにあまり期待していませんでしたが、それを補って余りあるほどの地形が堪能できました(陸は残念ながら本島ということもあり、自分が今まで感じてきた沖縄をあまり強くは感じませんでしたが・・・)。そして今回のメルマガはそんな海で私が最も出会いたかった「トウアカクマノミ」をご紹介します。



d-42-toaka02.jpg

 最近、映画「ファインディングニモ」ですっかりノンダイバーの人にも知られるようになったクマノミという魚、日本ではそのニモのモデルであるカクレクマノミを始め、6種類のクマノミの仲間が見られるのですが、そんな中でこのトウアカが最も数が少なく、さらに観察していて最も飽きのこないクマノミと言えると思います。簡単に説明しますと、まず共生するイソギンチャクがイボハタゴイソギンチャクとほぼ100パーセント決まっており、さらにこのイボハタゴイソギンチャクの生息環境が浅場の砂地のみということで、沖縄といえど港湾整備や環境を無視したリゾート開発のために砂地が激減してしまい、このイソギンチャクの住める環境が少なくなってきているのです。そんな訳でトウアカクマノミを見られる所は今現在ずいぶん限られているというこもよく耳にします。

 そして、そんな事を知ってか知らずかこのトウアカ、他のクマノミと比べて自分の住処に対する執着心が強いことが観察の結果分かっております。実は今回のメルマガの題名にもありますように、私は3年半前にケラマ諸島で初めてこのトウアカと対面したのですが、その時の彼らの行動は今も強く印象に残っております。

 ・・・1999年7月27日・・・私が彼らを見つけ遠くから見ていると、彼らはせわしなくあちこちを行ったり来たりしていました。それは住処であるイソギンチャクの掃除でした。彼らは砂や小石がイソギンチャクに少しでもかぶろうものならあわててそれらをくわえ、結構離れたところまで(2~3メートルはあったと思います)捨てに行っていたのです! それからしばくしてそれを終えると、お次はそばにあった、少し中身のでている砕けたウニに近づき、それを食べるのかと思いきや、ウニの中身を口にくわえて住処であるイソギンチャクに運んでいるのです! あとで知ったのですが、自分たちよりもまずイソギンチャクにエサを与えているということだそうです。これらのあまりに面白い行動に(トウアカにとって面白いとは何事か!と怒られそうですが)もっとよく見てみようと近づくと、今度は私に向かって突進してくるではありませんか! 威嚇行動は他の魚にも見られることとはいえ、あまりにその攻撃が他の魚達と比べて激しく、そして強かったので、すごくおどろいた記憶が鮮明に残っております。この時はあまりの感動に約1時間程観察を続けていたのですが、当時の私は、彼らの住処への強い思いに、いとも簡単に自然を破壊し守るということをしない人間の小ささを思い知らされた、とっても心に残るダイビングとなりました。

 それから3年半の月日が流れ、ひさびさに出会ったトウアカたち、やはり、彼らはせっせと住処の掃除をしております。私がカメラを持って近づくとこちらにニラミをきかせてきます。が、何故かあまり威嚇はしてきませんでした。3年半前と比べて私から殺気がなくなったのか! なんてことを考えたりしながら、レンズ(実際はデジカメなんで液晶なんですが)を通して彼らと思う存分戯れてまいりました。

 彼らのひたむきな行動が報われることを祈りつつ・・・(2004年1月)


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  1. 2006/02/12(日) 19:24:29|
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