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ウデフリツノザヤウミウシ 裸鰓目ドーリス亜目フジタウミウシ科 約3センチ
ポイント名 和歌山県田辺沖「ミサチ」
カメラ:オリンパス c-3040ZOOM レンズ:INON UCL-330 x2 ライト: HID UK LIGHT CANNON 100
ストロボ発光禁止 マニュアルモード撮影 f:3.2 ss:1/60
みなさまこんにちは、ご機嫌いかがですか? ここ和歌山では梅も咲き始め、気温もぐっと上がり、春の息吹があちらこちらで感じられる季節となりました。そんな陸上とは違い、海の中は残念ながらまだあいかわらず冷たいのですが、この時期は浮遊物が少なく、透明度がすごく良いので、寒ささえなんとかすればある意味ベストシーズンと呼んでもさしつかえないくらいなんですよ。生物層も水温の低下とともに少なくなるのかと思いきや、この時期ならではの珍種が続出状態で、冷たさもなんのその、私はあいかわらずウエットスーツでがんがん潜っとりますよー。
さて、水中生物の中には、ダイバーのアイドルと呼ばれる人気生物がいくつかありまして、今日ご紹介させていただくウミウシは、まさにウミウシ界のアイドルであり、その名をウデフリツノザヤウミウシと申します。ご覧のように、とても愛嬌のある形と色をしており、これを見て「気持ち悪い」とか「かわいくない」などという言葉はまずでてこないであろうと思われ、そこがアイドルになれる所以でもあるわけです。そして、誰がつけたのか、テレビアニメでおなじみの「ポケットモンスター」に出てくる「ピカチュウ」によく似ていることから、いつしかダイバーの間では「ピカチュウウミウシ」「ピカチュー」などと呼ばれるようになってしまいました。
偏屈者の私としては、最初どうもこのウミウシをみんなのように「ピなんとか」と素直には呼べず、ひたすら正式和名を貫いておりましたが、なにせ長ったらしい名前と、圧倒的多数の周りの勢いに下ってしまい、今では海からあがった瞬間、「今日はピカチュウ3匹ゲットだぜー」などと、アニメ「ポケモン」の主人公が新しいモンスターを手に入れた時に叫ぶセリフを連発する始末で(テレビを見てると結構はまってしまいました~)、ほんと能天気な自分につくずく嫌気がさしてしまう今日この頃です。(2002年2月)
テーマ:水中写真 - ジャンル:写真
- 2006/01/28(土) 14:51:01|
- 海への讃歌
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